アラフォーシングルマザーの記憶♪・・・①美容師からの転身「手あて」という魔法

2021年1月6日 7:00 am

体験談です

私は元々美容師として働き、自分自身も腰痛や肩凝りなど常に不調を抱えてました。
冷え性、生理痛、むくみも悩みの種で、その当時メンテナンスといえばクイックマッサージや足つぼなどです。

その時々の痛みや不快感をとってそれで終わり。

 

 

そもそもの原因に目を向けることはありません。

「若さ」も伴い、まだ回復力もあって自分の身体はこんなものだとそこまで深刻に捉えることなく日々の仕事に向かっていました。
なかなか不規則な職業だったこともあり、結局身体を壊してやめることになりました。

その後仕事を変え過ごしてきましたが、販売の仕事でメンタルを崩してしまい一度地元へ帰ることになったのです。

 

 

その頃は、もうボロボロで心療内科に通院しながらも(連れて行ってもらったが正しいかな。。。)
喋れないし、食欲はないし、眠れないし、過呼吸にはなるし・・・
あまり合わない先生だったのもあり、ただ処方された薬を飲んで、どんな感じだったか報告して、薬を変えて報告しての生活。

何に効いてるかどう良くなってるんだ?と不安は無くならず

夜中に発作で苦しくなり母が救急に担ぎ込んでくれたことも幾度となくありました。

 

ありがたさを噛み締めました。
同時に情けなさも味わいました。
大人になったのに、何やってるんだろう。
いつまで迷惑かけてるんだろう。

 

夜中だろうがなんだろうが、手足がしびれて固まって息も絶え絶えな娘に決まって母は抱きしめながら背中をさすってくれて・・・
不思議でしたが手のひらをかざしてもらうと心なしか苦しさが軽減した感覚になりました。

 

手のひらを当てながら
「大丈夫だよー」
「苦しいね、病院いこうか」
自分より大きく成長した娘を車まで抱えて、
車中では「もう直ぐだよー」「もう着くからねー」と
苦しさで外を見る余裕のない私に今どこにいるのか、あとどれくらいなのか伝えてくれながら深夜車を走らせてくれたのです。

 

 

あの頃は母まさに「手当て」をしてくれていたんですよね。
小さい頃にお腹が痛くなると、「痛いの痛いの、飛んでいけー!!」と
お腹をさすってくれると痛みが手のひらに吸収されてるんじゃと思うくらい痛みがなくなって、
その時のことが思い出されました。
あれは、安心感でもあったのかな。

診察でも薬でもなく、どうにか楽にしてあげたいという思いと共に手を当てさする。
手のひらから伝わる思いは本当にあるんだなぁと実感したことでもあります。
そんな支えがあり、少しずつ回復してきて少しずつ少しずつ働けるようになっていきました。